認定指導者(認定指導薬剤師)について
ここでは、認定指導者(認定指導薬剤師)についてご紹介します。
ここでは、認定指導者(認定指導薬剤師)についてご紹介します。
認定指導者(認定指導薬剤師)制度とは、NPO法人日本禁煙学会によって認定制度が運用・実施されており、禁煙活動の推進及び、禁煙指導に関わる専門知識・技術・経験を有することを客観的に認定する制度のことを指します。
厚生労働省が発表している国民健康栄養調査によれば、日本人の喫煙率は男女ともに減少傾向にあり、平成22年度のデータでは、男性の喫煙率は32,2%、女性の喫煙率は8,4%となっており、特に男性の喫煙率は平成元年の55,3%から大きく減少傾向にあります。
出典:厚生労働省の最新たばこ情報 成人喫煙率(厚生労働省国民健康栄養調査)
喫煙率現象の背景には、公共の場における完全喫煙エリアの拡大、たばこの大幅増税、禁煙グッズの売上増加、健康意識の高まり、高齢化、など様々な要因が複合的に絡み合っていることが考えられます。
しかしながら、日本の喫煙率は世界先進国の喫煙率と比較すると依然として高い状況が続いており、喫煙率の高さは医療費増加や労働力損失などによりたばこ税による増収効果を上回る経済損失をもたらすと考えられているという点や、現在喫煙中の患者の中にも禁煙をしたいという意思を持つ患者が一定程度いる点、喫煙者だけではなく受動喫煙による健康被害を受けている患者も多数いる点などを背景として、今後も禁煙活動の推進及び禁煙指導に向けた取り組みの重要性はより増していくと考えられています。
認定指導者(認定指導薬剤師)とは、禁煙治療・禁煙サポート、禁煙推進活動、禁煙・防煙教育など、喫煙者に対する治療・禁煙指導のプロフェッショナルとしてだけではなく、地域全体における喫煙率低下、子供たちの喫煙防止などを目的としたより包括的な取り組みに対しても専門性を発揮することができる能力を有しているということを客観的に認定された薬剤師のことを指します。
認定指導者になると、禁煙外来や禁煙クリニックなどで禁煙指導に関する専門家として知識や能力を発揮することができるようになります。
また、NPO法人日本禁煙学会では、認定指導者とは別に「認定専門指導者」というより専門性が高い認定制度も用意しています。
認定指導者(認定指導薬剤師)になるためには、NPO法人日本禁煙学会により定められている、下記の受験資格を満たしている必要があります。
詳細につきましては、 NPO法人日本禁煙学会のホームページを参照下さい。