がん薬物療法認定薬剤師について
ここでは、がん薬物療法認定薬剤師についてご紹介します。
ここでは、がん薬物療法認定薬剤師についてご紹介します。
がん薬物療法認定薬剤師制度とは、がん薬物療法について薬剤師として高い専門性、知識、技術を兼ね備えていることを客観的に認定する制度のことを指し、一般社団法人日本病院薬剤師会によって認定が運用・実施されています。認定を受けた薬剤師は2009年時点で700名に達しています。
がん薬物療法認定薬剤師は、がんについての一般知識となるがん疫学、診断、病期分類、がんの臨床研究や、各種癌種に対する薬物療法の知識としての抗がん剤の薬理作用、薬物動態、治療ガイドライン、支持療法であるオピオイドの薬理作用、オピオイドの副作用とその対処法、カウンセリング技術など、がんの薬物療法に関わる知識について幅広く習得しており、豊富な実務経験を有していることを客観的に認定されている薬剤師です。
また、抗がん剤についての最新の情報を医師や看護師に対して提供し、レジメン(regimen:がん治療で、投与する薬剤の種類や量、期間、手順などを時系列で示した計画書。)に精通しており、その根拠を理解でき、投与量のチェック、副作用の管理などをすることができることが求められます。
がん薬物療法認定薬剤師は、がんの薬物療法に特化した非常に専門性が高い認定薬剤師であり、その認定要件もかなり厳しくなっています。具体的には、下記の要件が定められています。
※1:別に定める学会とは: 「別に定める学会」とは、以下学会を指しています。
※2:日本病院薬剤師会が認定するがん領域の講習会とは: 「日本病院薬剤師会が認定するがん領域の講習会」とは、以下の団体が実施する講習会のことを指しています。
また、4に定める実技研修の履修者に限り、5の「日本病院薬剤師会が認定するがん領域の講習会」として、下記の機関が実施する講義研修が認められています。
詳細につきましては、一般社団法人日本病院薬剤師会のホームページを参照下さい。