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薬剤師の転職回数

ここでは、薬剤師の転職回数に関する情報をご紹介します。

薬剤師を取り巻く転職市場環境としては、長年に渡り売り手市場が続いていたこともあり、 他業界・他職種と比較すると転職回数が多いと言われています。

通常、転職回数の多さは転職をする上でネガティブポイントとなってしまうのですが、 薬剤師の場合は引っ張りだこの状態が続いているため、 たとえ転職回数が多くてもまた転職ができてしまい、結果として転職回数が多くなる、ということです。

実際の薬剤師の転職回数の実態としては、どのようになっているのでしょうか。

薬剤師の転職回数はどれくらい?

医療従事者の転職実態を職種別に調査しているセキュア・テクノロジー・パートナーズ株式会社が2010年4月に公表したアンケート調査データによると、薬剤師の転職回数は下記のようになっています。

薬剤師の転職回数

(※セキュア・テクノロジー・パートナーズ株式会社調べ 対象者数:189名)

上記データを見ると、最も多いのが転職回数2回で全体の33%、次いで転職回数1回で23%、次いで転職回数3回が16%となっています。 転職回数2回~3回までで全体の約50%を占めています。

全職種における転職回数はどれくらい?

それでは、世の中全体における平均的な転職回数はどのようになっているのでしょうか。

こちらは、厚生労働省が公表している「雇用構造調査(転職者実態調査)個人調査2006」によると、下記のようになっています。

転職回数

(※厚生労働省「雇用構造調査(転職者実態調査)個人調査2006」を参考に作成)

こちらは転職経験者を対象とした調査のため、先ほどの薬剤師の転職回数調査と単純に比較することはできませんが、転職経験者のうち、もっとも転職回数が多いのは1回となっており、全体の32%となっています。

薬剤師の場合には、転職回数2回の方が割合としては最も多くなっているので、やはり薬剤師は全ての業界・業種の平均転職回数と比較すると、転職回数が多い傾向にあると言うことができます。

ただし、転職回数の多さは、一概にそれだけで判断することはできません。 なぜなら、基本的には年齢を重ねれば重ねるほど、転職回数は増えていくのが一般的だからです。

上記データは年齢問わず全ての転職者を対象としたデータなので、次は年齢別に転職回数の割合を見てみましょう。

転職回数
1回
2回
3回
4回
5回
6回以上
不明
19歳以下
51.0% 49.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
20~24歳
59.4% 21.8% 12.1% 3.9% 1.4% 1.1% 0.3%
25~29歳
42.4% 23.7% 21.6% 7.9% 2.8% 1.6% 0.0%
30~34歳
30.9% 24.8% 21.7% 12.9% 5.4% 4.3% 0.0%
35~39歳
20.2% 22.6% 32.5% 11.1% 6.4% 7.2% 0.0%
40~44歳
17.9% 20.1% 20.1% 19.6% 9.7% 11.8% 0.8%
45~49歳
10.6% 21.8% 19.7% 22.8% 12.2% 12.9% 0.0%
50~54歳
18.6% 28.4% 16.0% 15.3% 10.1% 11.5% 0.0%
55~59歳
39.5% 13.0% 17.8% 10.3% 7.3% 12.2% 0.0%
60~64歳
37.9% 19.6% 14.5% 12.8% 9.5% 5.7% 0.0%
65歳以上
14.6% 33.3% 31.5% 1.2% 0.0% 19.3% 0.0%
年齢別転職回数

(※厚生労働省「雇用構造調査(転職者実態調査)個人調査2006」を参考に作成)

上図を見てみると、25歳~34歳においては、転職回数1回の割合が最も多いのですが、35歳~54歳までの間では、転職回数2回の割合が最も高くなってきます。

転職回数は何回までなら大丈夫?

過去に転職経験をお持ちの方の場合、転職回数が何回以上になってくると採用に影響してくるのか、という点がもっとも気になる点ではないかと思います。

この疑問に答える上で参考になるのは、大手人材採用支援会社リクルートが運営する転職求人サイト「リクナビNEXT」の調査結果です。

リクナビNEXTがキャリアアドバイザー及び企業の人事担当者に対して実施したアンケート結果によれば、人事担当者が気にする転職回数の目安としては、下記のようになっています。

転職歴は何回目くらいから気になりますか?

リクナビNEXTアンケート

(※リクナビNEXT「転職回数が多いと不利ですか…?」を元にして作成)

上記データを見ると、人事担当者として転職歴がもっとも気になり始めるのは、3回以上から、という結果になっています。

逆に、転職歴1回・2回についてはわずか8%の方しか気にならないと答えていました。

薬剤師の転職回数は他業界・他職種の転職回数と比較して多い傾向にありますので、目安としては20代であれば2社、30代であれば3社までであれば、転職回数自体がネックとなって採用が不利になることはあまりないと考えてよいでしょう。

また、仮に転職回数が多いとしても、それがやむを得ない事情によるものであったり、一貫性のある転職であったりする場合には、それ自体がネガティブに捉えられることはあまりありませんので、転職回数を気にするよりも、これまでの経験を活かしていかに応募先企業に戦力として貢献できるか、ということを伝える努力をするのが賢明だと言えます。

転職回数だけが採用の「ものさし」ではない

上記の話も踏まえつつ、転職回数について考える際のポイントを整理しておきます。

転職回数は、それ自体が評価に関わるというよりも、様々な要素との関係性により評価が変わってきます。大事なのは、転職回数そのものではなく、具体的にこれまでどのような転職を繰り返してきたのか、という点なのです。

以下が、転職回数を正しく捉える上でのポイントとなります。

  1. 薬剤師の場合は転職回数が多くても、そこまで心配する必要はない
  2. 3回目の転職までは、気にする必要ない
  3. 年齢が高ければ、それだけ転職回数は増えるということを考慮する
  4. 転職回数よりも、転職に至った理由や背景が大事
  5. 転職回数が多くても、直近の勤続年数が長ければカバーできる
  6. 過去の転職経験よりも、これからどうするか。

それぞれ詳しく説明していきます。

薬剤師の場合は転職回数が多くても、そこまで心配する必要はない

先ほど上記で見たように、薬剤師の場合は転職回数が2回以上の方が半数以上を占めており、4回以上の方も10%も存在しています。4回以上ということは、逆に言えばそれだけの転職が実現できるということの裏返しでもあります。

もちろん、むやみやたらに転職を進めるわけではありませんし、転職回数の多さがネックとなるケースも当然ゼロではないのですが、薬剤師の方々の場合は他の業界・職種と比較すればそこまで転職回数の多さを気にする必要はないでしょう。

3回目の転職までは、気にする必要ない

リクナビNEXTのアンケート調査によれば、人事担当者が転職回数を気にするのは3回目からが圧倒的多数となっており、逆に1回・2回についてはほとんどの人事担当者が気にしていません。

つまり、年齢や勤続年数にもよりますが、基本的には3回目の転職までは、転職回数がネックとなることはあまりないと考えて大丈夫です。(※社会人1年目で既に2回転職しているなどのケースだと、さすがに話は変わってきます。)

年齢が高ければ、それだけ転職回数は増えるということを考慮する

転職回数は、年齢が高くなればなるほど必然的に増えていきます。目安としては20代であれば2回まで、30代であれば3回までは、そこまで気にする必要はありません。

転職回数よりも、転職に至った理由や背景が大事

中には、会社の業績悪化に伴う退職や転籍など、やむを得ない事情で転職される方もいます。またその逆に、能力を買われてヘッドハンティング形式で転職を繰り返していく方もいます。

重要なのは、転職回数そのものよりも、どのような背景で転職に至ったのかという点です。 その理由が人事担当者の納得できるものであれば、転職回数自体がネックになることはありません。

転職回数が多くても、直近の勤続年数が長ければカバーできる

仮に転職回数が多かったとしても、直近の勤続年数が5年以上など、一定期間一つの企業で働いた実績があれば、人事担当者の目線もかなり変わってきます。

短いスパンで転職を繰り返してしまうと評価は厳しくなりがちですが、少なくとも1社で3年~5年以上働いていれば、転職回数が3回以上の方でもしっかりと評価してもらえる可能性は高まります。

過去の転職経験よりも、これからどうするか。

一番大事なのは、現在のあなたが、これから働く企業に利益をもたらしてくれる人材かどうか、ということです。過去の経歴は、それを判断するための材料の1つに過ぎません。

転職回数が多かったとしても、フィットした企業に転職した後は定年まで働き続ける方もいれば、かりに過去に一度も転職経験がなかった方でも、転職後すぐに辞めてしまうこともあるのです。

逆に、過去に1社で10年以上働いてきた方などは、既にその企業の風土や仕事の進め方に慣れてしまっているので、転職後もなかなか転職先企業に馴染めずにすぐに転職を繰り返してしまうということもよくあります。

過去の職歴はこれからのあなたを保証してくれるわけではありませんので、今までどうだったかということよりも、これからどうしていくか、どうしていきたいか、という点をしっかりと企業にアピールすることが一番重要なことです。

まとめ

転職回数はあくまで「ものさし」の1つでしかありません。転職回数が多くても希望通りの転職を実現している薬剤師の方は多くいらっしゃいます。

過去の経歴や転職理由の上手な伝え方については、薬剤師専門の転職エージェントに相談してみるのも有効です。

薬剤師は転職回数が多い方が多いので、薬剤師専門転職エージェントは転職理由の伝え方などについてのノウハウや、転職回数が多い方の転職成功事例も豊富に持っています。

転職回数がネックになって転職をしようかどうかを思い悩んでいる方は、ぜひ一度相談してみてください。



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