製薬会社を辞めた薬剤師の転職理由
ここでは、製薬会社で働いた経験がある薬剤師の方々から出てきた転職理由をご紹介していきます。
製薬会社は、薬剤師の方々の中でもっとも人気がある就職・転職先の1つです。給与水準の高さや福利厚生の充実などに惹かれて入社する方が多くいらっしゃいます。
しかし、求人数や採用枠はあまり多くないため、かなり製薬会社への就職・転職はかなりの狭き門となっています。そのような狭き門をくぐり抜けて見事に製薬会社への入社を果たした薬剤師の方々は、働く中で実際どのように感じ、どのような理由で転職に至ったのでしょうか。
製薬会社への就職・転職をお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
製薬会社で働く薬剤師の転職理由
- 実験ばかりの毎日で、仕事が好きになれない。興味が持てない。(研究職)
- 薬剤師として医療の現場で働きたい。(研究職)
- 転勤がない企業で働きたい(MR)
- 給料を重視したが、次はやりがいを重視したい(MR)
- 新薬が出てこず、仕事にやりがいがない(MR)
- 自社の製品面において限界を感じた。画期的な製品が出てくる可能性がない。(MR)
- 週4回接待をしたこともあり、接待営業が辛かった(MR)
- セクハラが嫌で辞めた(MR)
- 評価が不満、なぜ評価が上がらないかが分からない。(MR)
- MRというキャリアの将来性に不安を感じた。(MR)
- 患者さんのメリットや都合を無視した営業方針をとリ続ける会社に対する不信感(MR)
製薬会社で働く薬剤師の転職理由として多いのは、仕事内容に関する悩みがダントツとなります。製薬会社の場合、MR職を筆頭として給与面・待遇面では他の業種・職種と比較してもかなり恵まれているので、その部分に不満を感じる方はほとんどいないようです。
しかし、給与に惹かれて入社したものの、自社製品の可能性に限界を感じた、新薬が出てこないため仕事にやりがいがない、接待が辛い、セクハラがあった、などMR特有の悩みを抱えて転職を検討する方も多いようです。
また、MRの場合は基本的に直行直帰となり、仕事の管理が全て自分に任される形になるので、自分ひとりで仕事に対するモチベーションを維持していくのが難しいということも背景にあるのかもしれません。
そして、薬剤師の多くが憧れるような製薬会社の研究職に勤めている方でも、仕事の悩みはあるようです。具体的には、毎日毎日実験の繰り返しで、その内容に興味が持てないという悩みや、より医療現場に近い場所で薬剤師としての専門性を発揮したいという悩みです。
どのような仕事にも、いい面もあれば悪い面があるということが分かりますね。
製薬会社への就職・転職をお考えの方は、自分は長く働いていくうえで給与や仕事のやりがいなど、何を大事にしたいのか、ということを一度しっかりと考えてみるのがよいでしょう。
また、自分一人で考えるのが難しければ、薬剤師専門の転職エージェントに相談するのも一つの手です。
プロの視点から様々なキャリアのアドバイスをもらうことは、必ず有益な経験となります。 ぜひ相談してみて下さいね。