漢方薬・生薬認定薬剤師について
ここでは、漢方薬・生薬認定薬剤師についてご紹介します。
ここでは、漢方薬・生薬認定薬剤師についてご紹介します。
漢方薬・生薬認定薬剤師制度とは、漢方薬・生薬に関する専門的知識を修得し、能力と適性を備えた薬剤師を客観的に認定する制度のことを指します。
漢方薬・生薬認定薬剤師制度は日本薬剤師研修センターと日本生薬学会が合同認定により、認定制度が実施・運用されています。
2012年6月30日現在、2,414名の薬剤師が、漢方薬・生薬認定薬剤師として認定されています。
厚生労働省が毎年発表している「薬事工業生産動態統計年報」によれば、漢方薬の市場規模は下記のように年々増加傾向にあります。
(※厚生労働省「薬事工業生産動態統計年報」を元に作成)
平成21年には初めて市場規模が1200億円を超えており、今後も需要の拡大が見込まれる市場となっています。
このような背景もあり、漢方薬に対する豊富な専門知識を保有する漢方薬・生薬認定薬剤師の活躍の場は広がっており、今後も更なる活躍が期待されています。
「漢方薬・生薬認定薬剤師」とは、漢方薬・生薬研修会を修了し、試問に合格した者、および、漢方薬・生薬認定薬剤師制度のもと一認定期間(3年間)に漢方薬・生薬に関連する所定の単位を修得した者を、公益財団法人日本薬剤師研修センターと日本生薬学会が合同認定した、専門領域の知識を備えた薬剤師のことを指します。
漢方薬・生薬認定薬剤師として認定されることで、患者や処方医師に自信を持って漢方薬・生薬に関する情報提供を行うことができるようになるのはもちろん、「漢方薬・生薬認定薬剤師」であることを認定証掲示やIDカード着装によって患者の方々や他の医療従事者にアピールすることができるようになります。
漢方薬・生薬認定薬剤師になるためには、日本薬剤師研修センターおよび日本生薬学会により実施された「漢方薬・生薬研修会」を修了し,試問に合格する必要があります。
漢方薬・生薬研修会は、下記3つの方法で実施されています。
研修講義の内容としては、9回の講義研修(全45講演)と1回の薬用植物園実習(必修)により構成されており、この研修会を修了することで、試問の受験資格を得ることができるようになっています。
試問の受験資格は下記のように定められています。
尚、漢方薬・生薬認定薬剤師には更新制度が設けられており、3年ごとに定められた研修に参加し、定められた単位数を取得しなければいけないことになっています。
詳細につきましては、公益財団法人日本薬剤師研修センターのホームページを参照下さい。