精神科薬物療法認定薬剤師について
ここでは、精神科薬物療法認定薬剤師についてご紹介します。
ここでは、精神科薬物療法認定薬剤師についてご紹介します。
精神科薬物療法認定薬剤師制度とは、精神科薬物療法に関する高度な知識と技術の習得により、精神疾患に対する薬物療法を安全かつ適切に行うことができる薬剤師を客観的に認定するために設けられた認定制度であり、精神疾患患者の治療と社会復帰に貢献することを目的としています。
精神科薬物療法認定薬剤師制度は一般社団法人日本病院薬剤師会によって平成20年度より認定制度が実施・運用されています。
現在、平成20年度から平成23年度までの認定制度により合計186名の薬剤師が精神科薬物療法認定薬剤師として認定されています。
厚生労働省が発表している平成21年地域保健医療基礎統計によると、何らかの精神疾患を抱えて精神科に通院している患者の数は、下記のように年々増加傾向にあります。
上記のように、昨今では患者を取り巻く様々な生活環境を背景として精神疾患患者が増加傾向にあり、精神科薬物療法についての専門性を持っている薬剤師の存在意義が年々高まってきています。
精神科薬物療法認定薬剤師とは、精神疾患を予防・治療するための薬物療法に対する専門知識を保有し、精神疾患患者ひとりひとりの患者特性を十分に理解しながら、向精神薬がもたらす薬理作用についても十分に配慮しつつ、患者と適切なコミュニケーションを取りながら患者の症状を改善していくことができる能力を有していることを客観的に認められている薬剤師のことを指します。
別称ではBCPPP(Board Certified Pharmacist in Psychiatric Pharmacy)とも呼ばれており、精神科薬物療法認定薬剤師は精神科専門薬剤師の認定申請をする上で必要となる認定資格となっています。
精神科薬物療法認定薬剤師は、精神科薬物療法に特化した非常に専門性が高い認定薬剤師であり、その認定要件もかなり厳しくなっています。具体的には、下記の要件が定められています。
※1:別に定める学会とは:
「別に定める学会」とは、以下学会を指しています。
※2:日本病院薬剤師会が認定する精神科領域の講習会とは:
「日本病院薬剤師会が認定する精神科領域の講習会」とは、以下の団体が実施する講習会のことを指しています。
※3:別に定める学会とは:
「別に定める学会」とは、以下学会を指しています。
詳細につきましては、一般社団法人日本病院薬剤師会のホームページを参照下さい。