抗菌化学療法認定薬剤師について
ここでは、抗菌化学療法認定薬剤師についてご紹介します。
ここでは、抗菌化学療法認定薬剤師についてご紹介します。
抗菌化学療法認定薬剤師制度とは、公益社団法人日本化学療法学会によって2008年から発足した認定薬剤師制度です。
従来の感染症患者の臨床現場における薬剤師の役割は、薬物血中濃度モニタリング(TDM)のデータをもとに抗菌薬の投与設計を医師に助言するといった、どちらかと言えば「支援者」としての役割が中心でした。
しかし、抗菌化学療法認定薬剤制度は、薬剤師の役割をそこから更に一歩踏み込んで、 「感染症の種類や病態に応じてどの抗菌薬を選択し、どう使ったらいいのか」までを実践する存在にまで拡大していくことが期待されています。
また、薬剤師が抗菌薬許可制などにおける医師への発言権も併せ持つことが期待されています。
抗菌化学療法認定薬剤師制度は2008年からスタートし、2008年~2011年までの3度の認定試験により現在300名の抗菌化学療法認定薬剤師が誕生しています。
抗菌化学療法認定薬剤師は、抗菌化学療法に関する専門家として抗菌化学療法(抗ウイルス薬、抗真菌薬も含む)に関する十分な知識及び技能を有することを客観的に認定された薬剤師のことを指します。
抗菌化学療法認定薬剤師は、英文では、IDCP(Infectious Disease Chemotherapy Pharmacist)と表記されています。
抗菌化学療法認定薬剤師になるためには、公益社団法人日本化学療法学会が定めている、下記の認定申請要件を満たしている必要があります。
※1:本学会とは:
「本学会」とは、抗菌化学療法認定薬剤師制度を実施・運用している公益社団法人日本化学療法学会のことを指します。
詳細につきましては、公益社団法人日本化学療法学会のホームページを参照下さい。